知覚動詞というのは、人間の知覚や感覚を意味する動詞のことです。
見たり、聞いたり、感じたりする意味の動詞です。
代表的なものは以下です。
- feel
- hear
- see
- watch
- catch
- sight of
- listen to
この知覚動詞ですが、5文型SVOCのときは目的格補語(C)の動詞が原形になることで知られています。
以下例で説明します。
「知覚動詞の普通の文(能動態の文)例」
I saw him play basketball(私は彼がバスケットボールをするのを見た)
「to play」ではなく「play」と動詞の原形になるのですね。
〇 I saw him play basketball
× I saw him to play basketball
他の知覚動詞の例
〇 I heard him sing a song
× I heard him to sing a song
しかし、これが受動態(受け身)になると、動詞にtoが必要になります。
「知覚動詞の受け身の文(受動態の文)例」
He was seen to play basketball by me.(彼はバスケットボールをするのを私に見られた。)
「play」ではなく「to play」となり、「to」が必要になります。
〇 He was seen to play basketball by me.
× He was seen play basketball by me.
他の知覚動詞の例
〇 He was heard to sing a song by me.
× He was heard sing a song by me.
「まとめ」
- 知覚動詞は、普通の文(能動態の文)では、後ろに動詞の原形(原形不定詞)を用いる。
- 知覚動詞は、受け身の文(受動態の文)では、後ろにto不定詞(to+動詞)を用いる。
テスト
[WpProQuiz 6]